元月組トップ娘役の愛希れいかさん

あーさをよく知るこの2人にも、あーさとの思い出と印象的だった役を聞いてみました。

まずはこの方。
あーさの同期でスター揃いの95期の一人、元月組トップ娘役の愛希れいかさん。
ちゃぴ(愛希れいかさんの愛称)です。

少し前に、ネットでインタビューの記事を見ました。
ドラマや舞台で大活躍しているちゃぴの、舞台への思いや同期への思いなどを語ったインタビューでした。
月組で新人時代を共に過ごしたあーさが雪組でトップになったという話題になると、
「実際にその姿を見ると、涙が出てきちゃうくらいうれしくて…。
共に頑張ってきた仲間がセンターで輝いているのを見ると、本当に涙が出てきちゃって」
そう言って涙しながらあーさへの思いを語っていたのを、微笑ましく思いながら読みました。

とても仲のいい同期で、みんなで練習をしたり、ダメ出ししあったり、いつも笑いあっていた姿を思いだしました。
ちゃぴとあーさも、お互い見合ってよく練習していました。
そんなちゃぴからあーさへ。

「あさみちゃんとの思い出は沢山ありますが…、受験の時に私が初めてお話ししたのがあさみちゃんで、誰も知り合いが居なくて心細くて泣きそうだった私にあさみちゃんは優しく話しかけてくれました。
あの時から、本当に綺麗で優しくて、真っ直ぐで芯が強くて、輝いていたあさみちゃん。
信じられないぐらいの努力をして、どんどん輝きが増して、今はもう眩しすぎて見えないぐらいです(笑)。
心から尊敬する同期です。

印象的なお役は、『グランドホテル』のラファエラ・オッタニオ。
とても難しいお役だと思うのですが、あさみちゃん自身の優しさと繊細さ、心の大きさがお役とピッタリで素晴らしかったことを今でも覚えています。

雪組のトップさんとして、大変な事もあるかと思いますが、どうか、心と身体を大切に…宝塚人生を楽しんでほしいなと思っています。
またすぐ会おうね!

ちゃぴより」

「あさみちゃん」呼びが2人の絆の深さを物語っています。

これから先、真ん中に立つ者だけが味わう苦労や、孤独を感じることもきっとあると思います。
でも、それをわかりあえる仲間があーさにはたくさんいます。
自分のことで泣いてくれる人や、過去の失敗やくだらない話で笑いあえる仲間がいます。
同期というのは、年齢も育った環境も違うのに、姉妹みたいな兄弟みたいな家族のような特別な存在です。
そんなかけがえのない存在が、これからの自分を支える大きな力になります。

お互いの活躍に刺激を受けあいながら、この華麗なる期の快進撃はまだまだ続きそうです。

愛希れいかさん出演 ミュージカル『マタ・ハリ』は、10月1日から14日まで東京・東京建物 Brillia HALL、20日から26日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、11月1日から3日まで福岡・博多座にて行われます。