たったひとつの不安は「彼がいなくなってしまうこと」
夫婦でクイズ番組の司会をしたりCMに出演したり……「いつもきれいなユッコでいてほしい」という主人の希望で、私も意識して仕事をセーブすることもなく、ひたすら「可能な限り彼と一緒にいたい」ということだけを望んでいました。
あまりにも幸せすぎて、「もし彼がいなくなってしまったら……」と考えただけで具合を悪くしてしまい、病院に行ったこともあるほどです。
そして私は、自分でも笑ってしまうほどのヤキモチ焼きでもありました。何しろ、自分が見た夢の内容に嫉妬して、泣き叫んでしまうくらい……。
今、思い出しても、私はなんて幼かったのでしょう! ある意味、とても温かく包容力に溢れた彼にすべてを預け、ひたすら幸せな毎日を送っていたのです。

1982年、ハワイで迎えた12月31日。ハッピーニューイヤーと街中大騒ぎ。(写真:『YUKIKO STYLE』より)