心地いい間柄でいるためには、どのような会話や態度を意識すればいいのか。注意すべきポイントや、集団における処世術を心得ておくと、トラブルを避けられるかもしれません(構成:山田真理 イラスト:高橋マサエ)
モヤモヤした気持ちに答えます!お悩み相談室
Q.
職場のパートは、昼休憩が同じ時間帯になるため、話すメンバーが自然と固定されてしまいます。けれど同僚が話すネタは、愚痴やその場にいない人の悪口ばかり。気が滅入ってしまいます。仕事に支障が出ない程度に、うまく距離を取りたいのですが……
職場のパートは、昼休憩が同じ時間帯になるため、話すメンバーが自然と固定されてしまいます。けれど同僚が話すネタは、愚痴やその場にいない人の悪口ばかり。気が滅入ってしまいます。仕事に支障が出ない程度に、うまく距離を取りたいのですが……

(イラスト:高橋マサエ)
A.
一つの対策として、悪口が始まりそうになったら「ちょっとトイレに」「お弁当箱を洗ってくるね」など、当たり障りのない理由でその場を離れ、物理的な距離を置く方法があります。
しかし注意したいのは、悪口で盛り上がるタイプの人たちは、仲間に入らない人を排除する傾向があること。悪口を避けている言動を悟られると、「いい人ぶっちゃって」などと、あなたが次のターゲットになる危険性があるのです。
現実的には、その場に同席しつつ、心の距離を取るのがベストだと思います。「この人たちは悪口が好きな人たちなんだな」と冷静に観察し、心の中でラベルを貼るとよいでしょう。
ポイントは、自分はその会話に巻き込まれないことです。「Aさんってこうだよね」と言われても、「ふーん、そうなんだ」と相づちを打つだけ。
「そんなこと言われたら誰だってそう思うよね」など、主語をあいまいにして、自分の意見を明らかにしないようにしましょう。