グローバル展開と地域貢献

創業者・湧永満之氏の「医薬品に国境はない」という理念のもと、同社は1964年から海外展開を開始。現在は60カ国以上で販売実績があり、アメリカ、ドイツに現地法人を持つ。世界各国の研究機関との共同研究も積極的に推進しています。

一方で、地元・広島県安芸高田市への貢献も欠かさない。広島市民球場の約3倍の広さを誇る庭園を無料開放し、毎年5月には2000人以上が訪れるバラ祭りを開催。1969年創設のハンドボールチームは、日本のトップリーグで活躍を続けています。

湧永:「ハンドボールは走る・跳ぶ・投げるという運動の基礎要素がすべて必要。まさに運動の『基礎薬』のようなスポーツです」

湧永氏自身、2017年から2023年まで日本ハンドボール協会会長を務め、競技の普及に尽力してきました。

湧永満之記念庭園「レオピン祭」
湧永満之記念庭園のバラが満開になる時期には「レオピン祭」が開催され、地元神楽団の公演などが行われる。