EXILE時代「パフォーマー」と言っていた理由
EXILEで活動していた時は、自分たちのことを「ダンサー」ではなく「パフォーマー」と言っていました。なぜなら、「表現者」でありたいから。ただ踊るだけではなく、僕らは表現をしているということを伝えたくて。
EXILEの時はずっとパフォーマー、表現者として活動していました。そういう意味においては、どのようなステージでも同じなんです。役者として舞台に立つ時は、間(ま)だったり、空気だったり、そういうものを操っていかなければいけない立場にある。あと舞台はやっぱりナマモノなんですよね。同じ上演内容でも、演じている本人たちの気持ちは毎回違います。お客さまに楽しんでいただいて、喜んでくださる顔を直接見ることができる。さらに失敗ができないドキドキ感、映像のようにNG が成立しないという空間も舞台上でしか味わえない。だから、パフォーマーとして活動していた時と共通している部分はけっこう多いです。
さらに、この舞台では蒸気船に若者たちが集まってくるので、チーム感というところはEXILEと共通しているなと。大勢の中でどのように動いていくのか、さまざまな見せ方ありますが、一番いいのは、誰よりも苦労することだと思っています。
見えないところでも、しっかりと努力を積み重ねていく。集まった時に、ちゃんとやってきているな、ということは、言わなくても伝わるものです。言葉だけではなく行動としても意志を表すのは、どこに行っても大事なのではないでしょうか。