食生活を見直して
脳の老化にブレーキ
予防には、脳にしっかり栄養を届けることが大切、と伊藤先生。
「MCIの高齢者は栄養不良の割合が高く、体重も減少傾向にあるとの報告があります。まずは、日々の食事に豆、ゴマ、卵、乳(製品)、ワカメ(海藻)、野菜、魚、シイタケ(キノコ)、芋の頭文字である『まごたちわやさしい』を取り入れ、栄養バランスを整えることから始めてみましょう」
アルツハイマー病の患者の脳内は、酸化ストレスが高いことも明らかになっています。
「脳に活性酸素がたまるのを防ぐため、ブルーベリーやバナナなどの果物、コーヒーや緑茶、味噌や納豆といった発酵食品、アーモンドをはじめとしたナッツ類など、抗酸化作用のある食品を毎日摂りましょう」