人間が持つ大きな強み
未来予測学者として知られるレイ・カーツワイル氏は、「2029年にAIが人間並の知能を備えるようになり、2045年にはシンギュラリティが訪れる」と予測しています。
しかし、どんな時代になっても、正解がない状況で、新たな価値を創造する力は、私たち人間が持つ大きな強みでしょう。
その力を育むためには、さまざまな物事に興味関心を持ち、五感を使って実際に体験し、試行錯誤しながら自分だけの答えを導き出すアナログな学びが不可欠でしょう。アントレプレナーシップ教育は、その学びを後押しするものでもあるのです。
※本稿は、『好奇心でゼロからイチを生み出す 「なぜ? どうして?」の伸ばし方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
『好奇心でゼロからイチを生み出す 「なぜ? どうして?」の伸ばし方』(著:小宮山利恵子/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
AIで何でもできる時代に、「正解」よりも大切なことは?
本書は、激変する時代を生きる子どもたちが食いっぱぐれない力、「ゼロ(0)からイチ(1)を生み出す力=ゼロイチ力」を家庭で育む実践ガイドです。
日本の学校教育とアントレプレナーシップ教育の現状をふまえたうえで、家庭で簡単に実践できるアントレ教育の具体例を紹介します。