安静が正しいと信じられていた
何か月も安静にすることを求められていたのですから、無理もありません。
今でこそ「安静にしていると、かえって寿命が縮まる」という考え方が主流になってきましたが、当時は病院では安静にすることが正しいと信じられていたのです。
入院した原因の病気が治ったにもかかわらず、今までの日常生活に戻れない患者さんを私は何人も見てきました。
「どうしてこんなになっちゃったんだ!」と、ご家族の方からお叱りを受けたこともあります。
こういった臨床の経験があったからこそ、「もっと患者さんのためにできることはないか」と、私は腎臓リハビリの研究に邁進してきました。
※本稿は、『東北大学病院が開発した 弱った腎臓を自力で元気にする方法』(アスコム)の一部を再編集したものです。
『東北大学病院が開発した 弱った腎臓を自力で元気にする方法』(著:上月正博/アスコム)
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