名作の助けを借りる
そしてもう一つのとっておきの方法は、名作の助けを借りることです。
古今東西、ありとあらゆる文学作品が生み出されてきましたが、やはり時代の波を乗り越えて生き残った作品には、どんなに昔のものでも、今に通ずるキラリと光る魅力があります。
一人暮らしの私は、独り言の相手として、カードと日記帳を愛用しています。そこには、そうした名作から拾った、お気に入りの言葉がたくさん書き留めてあるの。愛猫のラッキーが亡くなったときも、書き留めた言葉を探して、「ラッキーは、妹と同じ、もう苦しみのない世界に開放されたのね」と気持ちをなぐさめました。
そうやって、かつて読んだり、見たり、聞いたりしたことが自分を助けたり、応援したりしてくれるんです。言ってみれば、とってもリーズナブルな病院ってところかしら。