Q. 藤井さんの脳内では、どのような考えが占めているでしょうか。その割合と理由を教えてください。
脳は本当に不思議な存在です。
世界と自分のつながりのすべてを脳が支配していると考えると怖くなります。
「家族や仲間、食事と仕事」を人生の真ん中にして生きているので、それを手がかりに考えてみます。
先ず仕事用のスペースはだいぶ必要としてます。
例えば、テレビの収録中や生放送中は当たり前ですが、ものすごく脳を使っていると思います。
それは少しでも気の利いたことが言いたい! だとか前向きな思いはもちろんあるけど、最近はそれに加えて、例えばVTRを観る番組ならVTRが終わってスタジオに戻ってくるまで、思いついたコメントや言いたいことをうっかり忘れないよう注意したりするための記憶系でも脳を使っています。
また、自分が言おうとしていたことを他の方が言った時に「ど! どうしよう!」と別のコメントを頭の中で必死に探す時なんかも昔よりダメージがすごいです。
あと、台詞を覚えて撮影して新しく覚えて撮影してを繰り返すドラマや映画と、1ヶ月かけて染み込ませて、長い場合60回とか本番がある舞台は、また記憶の様式が(ボクの場合)違います。全国を巡って行う旅公演中は1週間空いて公演が続いて、となるとこちらも脳内にかなりのスペースが必要です。
なので、仕事で「記憶作業」用の脳のスペースはその時やらせてもらってる仕事の内容でずいぶん変わります。
だから、半分。50%を一旦仕事用とさせていただきます。