黄金比と白銀比を使う

黄金比と白銀比のどちらを重視するかは、年代やライフスタイルやライフステージによっても変わります。年齢とともに顔のバランスも少しずつ違ってくるためです。

たとえば、唇の黄金比は「上唇:下唇=1:1.3~1.5」が目安です。しかし、年齢を重ねた大人の唇はとても薄くなってきます。上下の唇が薄くなる方や、上唇だけが薄くなる方もいます。

これに加えて、唇の左右で差が出てきたりもします。この状態の唇に完ぺきな黄金比をはめて仕上げてしまうと「口がお化け化」します。

そうならないためには、黄金比を意識しつつ、メイクをするときに「どこに足せばバランスがよくなるかな?」「どこを削ればスッキリした印象になるのかな?」と考えていくことです。それによって今の自分に合ったメイクになります。

黄金比と白銀比を使うということは、自分に合うメイクを知るための技術であり、大きなガイドラインとなります。

※本稿は、『なんとなくの自己流から抜け出す 今の自分に合うメイクの正解』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
「毎日同じ眉にならない」「アイラインがうまく描けない」鏡を見てモヤモヤしたら。人に相談できないメイクの悩みを解決するには
女優・柏木由紀子の<スキンケア>「月に一度のエステで血行改善、紫外線対策は負担に感じない範囲。興味があったコンシーラーはメイクさんからいい方法を…」
いまさら聞けない素朴な疑問に美容ジャーナリストがズバッと回答「化粧品の価格と効果は比例する?」「美白美容液はどれくらいで結果が出る?」

なんとなくの自己流から抜け出す 今の自分に合うメイクの正解』(著:YUTA./日本実業出版社)

プロのヘアメイクとして第一線で30年、女優やモデルをはじめ2万人以上を変えた、インスタやYouTube等で「シャレ顔メソッド」で話題のYUTA.が、意外と教わることのない「メイクと美容の基本」をポイントとともに全部教えます。

クマ、たるみ、しわ、シミ……年齢とともに増えていく悩みも、バッチリ攻略!

きっと、読んだあと、「今日の私、なんかいいかも!」と思えるようになるはずです。