
手前から「土に塗れた大和真菜」、「大和牛のアサードとスナップエンドウ」「全粒粉麺 大和丸茄子のベニエ」。いずれも6600円のランチコースから。コースにはこのほか、バスクの魚介シチュー「マルミタコ」や「ペスカードアサードととうもろこし」にデザートも付く
食の専門家たちが、デートや家族・友人とのお祝いに、自分へのごほうびに、ちょっと贅沢したいランチにおすすめのお店を紹介する連載『ごほうびランチ』。今回紹介するお店は、東京・新橋にあるスペイン料理店「TOKi」です。(撮影:上田佳代子)
奈良の伝統を詰め込んだモダンスパニッシュ
スペイン料理と聞いてまず思い浮かぶのは、おなじみのパエリャやタパスなどシンプルで素材感を生かした料理だが、そんな伝統料理をベースに、現代的な技術やアプローチで再構成。より洗練されたモダンスパニッシュ料理で評判の一軒が、ここ「TOKi」だ。
新橋「奈良まほろば館」の2階にあるファインダイニングで、「ミシュランガイド奈良」の星を持つ「アコルドゥ」の東京支店だけに、扱う食材は奈良県の特産品が中心。
「奈良ならではの季節食材を用いることで、風土や歴史とともに、四季折々の香りも伝えていきたい」とは長谷川豊シェフ。本店の川島宙(ひろし)オーナーシェフから厨房を任された逸材だ。

レストランに隣接するバルでは、オーソドックスなスペイン料理を提供。平日のランチには1980円のお得なセットも用意。写真は「大和牛と野菜のエンバナーダ」(手前)と「タパスの盛り合わせ」。タパスはトルティージャとモッツァレラ、スモークしたローストポークの2種。ほかに、スープとサラダも付く
ランチタイムには、低温調理でゆっくりと火入れした大和牛のアサードや、三輪素麺をアレンジした全粒粉麺に大和丸茄子のベニエを添えた一品など、奈良の食材とスペインテイストが巧みに融合。
エレガントな味わいに生まれ変わった一皿一皿が、ちょっぴりエキゾチックな奈良の旬を舌に運んでくれる。軽やかな食後感もモダンスパニッシュならではだ。

「TOKi」店内写真
TOKi(とき)(東京/スペイン料理)
●住所:東京都港区新橋1-8-4 SMBC新橋ビル2階
●電話:050・5570・5390
●営業時間:12:00~15:30(L.O.13:30)、18:00~22:00(L.O.19:30) 日・月曜休
●メニュー:昼/コース「especial」6600円/8250円(大和牛)、「comida」8800円/1万450円(大和牛)夜/コース「TOKi」1万1000円/1万2650円(大和牛) ※すべてサービス料別
●アクセス:JR新橋駅より徒歩2分
●公式サイト:https://www.toki.tokyo/home-jp
●住所:東京都港区新橋1-8-4 SMBC新橋ビル2階
●電話:050・5570・5390
●営業時間:12:00~15:30(L.O.13:30)、18:00~22:00(L.O.19:30) 日・月曜休
●メニュー:昼/コース「especial」6600円/8250円(大和牛)、「comida」8800円/1万450円(大和牛)夜/コース「TOKi」1万1000円/1万2650円(大和牛) ※すべてサービス料別
●アクセス:JR新橋駅より徒歩2分
●公式サイト:https://www.toki.tokyo/home-jp