プランターがなくなった今は生花店で買ってくることも多いので、お店はたくさん知っているんです。少なくとも5~6軒は馴染みがあって、ここが休みならあっち、とすぐに行ける。
よくお世話になっている店で最近買って、神棚に供えているお榊(さかき)がものすごく長持ちしていてね。葉も長いし珍しいから聞いてみたら、「八丈榊」といって八丈島で育ったものだと教えてくれた。
それから、通っているマッサージサロンの隣にある店ではランタナをもらって、自分で根出しして実らせたこともあった。どこでも仲良くさせてもらっているの。
街を歩けば、生花店に限らず、すぐ花が目に入るよ。だって、道端にはいろんな花が咲いているじゃない。だから、歩く先が僕の庭なの(笑)。
今の季節だったらドクダミ。あの白い花とグリーンのコントラストがとてもいいよね。根っこから引き抜いて持って帰りたいくらい(笑)。
名前を知らない花もいっぱいあって、見つけるたびに、「わーっ、かわいい花が咲いてる!」と口に出して近づいてみる。そうすると向こう(花)も、「この人、俺らのことが好きなんだな」ってわかってくれるんだよ。だから、うちに来る子たちは咲いてくれるんだろうね。
花は裏切らない。こっちの気持ちにちゃんと応えてくれる。そういう意味でも、花がある生活は心を潤してくれるんだよね。