自筆証書遺言で押さえておくべきポイント

自筆証書遺言を書くときに、押さえておくべきポイントがあります。

まずタイトルに「遺言書」と明記しましょう。これにより、単なるメモや下書きではなく、正式な遺言書であることが示されます。

『モメない相続でお金も心もすっきり!親子終活』(著:伊藤勝彦/あさ出版)

本文では、財産をどのように分配するか、遺言事項を記載します

例えば「次男Bにすべての不動産を相続させる」「長女Cに預金を相続させる」といった内容を書いておきます。

遺言事項の後には付言事項を記載することもあります。付言事項では、遺言を書いた理由や相続人への思いなどを書くのが一般的です。

法的な拘束力はありませんが、付言事項は遺言者の意思を伝える大切なメッセージとなります。「長年自宅の管理を手伝ってくれたBに感謝の気持ちを込めて自宅を相続させる」といった形で記載します。