本番でサックスを手にすると…

そうして迎えた本番当日。
いつも以上の緊張の中、私がサックスを手にすると、まさか私がサックスを吹くなどとは思っていなかった客席からどよめきが。
掴みはOKな状況でした。
どんな状況下でも舞台では決して動じない元タカラジェンヌ。
どんなときも格好だけはつけるという能力を身につけています。
何とかさまになったのは、一緒に吹いてくれた師匠のアシストの成せる業です。

ホテルオークラ新潟で行われたランチショーにて。左は師匠・伊勢賢治さん。

無事に本番を終え、師匠にお礼を伝えると、
「さぁ、次はどうしますか?」
と、ニヤリ。
これからもまだ続けたいと思っていた私の気持ちを先読みしていたかのような返しでした。

「もちろん、続けます!」

うまくなりたい!
私のサックスとの時間は今始まったばかりです。

 

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