自分だけで頑張らず、誰かの視点を借りましょう

ヒント3:自分だけで頑張らず、誰かの視点を借りましょう。

自分の気持ちの分解ができたら、次の一手。誰かの視点を借りましょう。気持ちを語り、出来事や感情を解いて流すことを「カタルシス」といいます。一番いいのは、聞き手=専門家ではありますが、大事にしてしまいたくない、専門家を探すのが既に大変という方もいらっしゃると思います。身近な、信頼する人を相手に話をするのでもかまいません。

イメージ(写真提供:Photo AC)

感情をうちに引きこもらせず、外へ出す……語るだけでいいのです。

ただ、ここで重要なのが「話して、感情を溶かして流すこと」なので、仲が良くても、相手を選ぶ必要はあります。漠然と信頼している人と言われても……という方もいると思うので、話し相手のチョイスですが、「否定しないひと」「聞いてくれるひと」にお願いしましょう。

反対に「そんなことないよ」「いやいや、考えすぎだよ」「みんなはそんなふうに思ってないよ」という励まし方をする人はこのタイミングでは、時期尚早です。

大事なのは、吐き出して、話して、感情が溶けて流れ出すかどうか。

お互いのためにも(マイナスにならないように)相手を選びましょう。

またひとによっては、「周りにいる人ではない方がいい」パターンもあります。周りに弱みを見せていると意識すること自体がストレスという方もいらっしゃいます。専門家か身近な人か、自分はどちらの相手の方が感情を流せるか、吐き出せるかを考えてみてくださいね。