低栄養で歩行速度が遅くなる
アルブミン値が低下すると、歩行速度が遅くなります。東京都健康長寿センター研究所には、歩行速度と寿命との関係を調査した研究があります。
歩くのが「速い」「普通」「遅い」の3つのグループに分け、その後、8年間の総死亡率を比較すると、速いグループの累積死亡率が11.5%だったのに対し、遅いグループでは38.3%でした。
また別の研究では、アルブミン値が低いと歩行速度が低下しやすく(下の図)、歩行速度が遅いと死亡率が高いことがわかっています。

<『図解50歳からの長生き栄養術』より>
両者の結果から、たんぱく質が不足すると、寿命が短くなることは間違いありません。