結果は……
その結果、推奨量のたんぱく質(体重1kg当たり0.8g)のグループはもっとも減量効果があったものの、脂肪よりも筋肉が減少した割合が大きくなりました(下のグラフ)。
これに対し、たんぱく質が推奨量の2倍と3倍のグループは、筋肉量の減少は少ないという結果になりました。
なかでも推奨量の2倍のたんぱく質を摂ったグループは、もっともダイエット効果が高く、かつ筋肉量の減少も少ないという結果が得られました。
※本稿は、『図解50歳からの長生き栄養術』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。
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出典=『図解50歳からの長生き栄養術』(著:白澤卓二/エクスナレッジ)
白澤卓二
白澤抗加齢医学研究所所長、医学博士。お茶の水健康長寿クリニック院長。
1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、呼吸器内科に入局。1990年同大学院医学研究科博士課程修了、医学博士。東京都老人総合研究所病理部門研究員、同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダー、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座教授。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究。国際予防医学協会理事長、白澤抗加齢医学研究所所長、白澤美術館館長、Residence of Hope館林代表、医療法人社団健長会理事長。著書は『100歳までボケない101の方法』『増補版 見るだけで自律神経が整うかわいいねこ写真』『長寿脳〜120歳まで健康に生きる方法〜』『Dr.白澤の実践メソッド 100寿をめざす認知症再診戦略』など多数。