<イラスト:植月えみり 『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』より>
「自分を好きになれない」「人に頼れない」など、生きづらさを感じていませんか? 精神科医Tomy先生は、「その生きづらさは、ほとんど全てと言っても良いぐらい、自分を後回しにして、大切にしていないことから発生しています」と語ります。今回は、精神科医Tomy先生の著書『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』から一部を抜粋し、主人公の“しろちゃん”と仲間たちがお悩みと向き合い乗り越えるストーリーを、漫画でご紹介します。

気持ちを察してあげないと冷たいと言われる

寄り添うって、自然と行うものですよね。たとえば、アナタが「愚痴はイヤだな」と思うのなら、愚痴ばかり言う相手に、共感などできないのではないでしょうか? そもそも、「愚痴はイヤだ」と思うこと、伝えることは、いけないことでしょうか? もちろん、そんなことはありません。

これ以上聞きたくないのなら、当然、その場から離れたり、話題を変えたりして良いのです。アナタが無理をすると、それが当たり前になってしまいます。

「自分はダメな親だ」などと親がグチグチ言ったとしても、それも聞かなくて良いのです。そこで引き留まると、「悲しい顔をして言えば愚痴を聞いてもらえる」と、親が誤った学習をしてしまいます。

「愚痴を言うのなら話は聞かない」と伝えるために、むしろすべきことですよ。