「自分を好きになれない」「人に頼れない」など、生きづらさを感じていませんか? 精神科医Tomy先生は、「その生きづらさは、ほとんど全てと言っても良いぐらい、自分を後回しにして、大切にしていないことから発生しています」と語ります。今回は、精神科医Tomy先生の著書『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』から一部を抜粋し、主人公の“しろちゃん”と仲間たちがお悩みと向き合い乗り越えるストーリーを、漫画でご紹介します。
親への憤りや怒りの気持ちを持て余している
いわゆる反抗期かもしれません。
こう言うと、「反抗期の年齢はとっくに過ぎています」という方も大勢いらっしゃるかもしれません。確かに反抗期が起きやすい時期は思春期ですが、人によっては、もっと後に心理的な“反抗期”が訪れることも充分に考えられます。
自分の考え方や価値観が定かでないうちは、無意識に親の価値観を受け入れます。しかし、だんだん自分の価値観が明確になり、その相違に気が付いたときに“反抗期”が起きると私は考えています。その時期は個人差があって当然なのです。
自らの反抗期への対処方法は、普段から自分の考え方や価値観に従って行動する習慣を付けること。口を挟まれるとイラッとしますが、淡々と聞き流します。自分らしさができると、自然と良い距離感になります。