食物繊維に変身!? 血糖値も腸も整う“冷やごはん”健康法
食べ方を変えて炭水化物を味方につける!
炭水化物の摂りすぎは体に負担をかけて腸漏れの原因につながります。でも、食べ方を工夫することで、炭水化物を味方にすることができます。
それは、ほかほかの温かいごはんではなく、冷ました「冷やごはん」を食べること。ごはんは冷ましたほうが血糖値が上がりにくく、腸漏れ対策にもなるのです。
なぜ「冷やごはん」がそんな働きをするのか。その秘密は「冷やごはん」にするとぐんと増える「レジスタントスターチ」という成分にあります。
「レジスタントスターチ」は簡単にいえば、消化されにくいデンプン「難消化性デンプン」のこと。糖質の一種なのに、不溶性食物繊維(水に溶けにくい食物繊維)と水溶性食物繊維(水に溶けやすい食物繊維)の2つの特徴をあわせ持っていて、胃や小腸で消化されずに大腸まで届きます。そして大腸にいる善玉菌のエサになってくれるのです。結果、便のカサが増え、便通が良くなるという効果があります。
つまり「冷やごはん」はレジスタントスターチが増えて、炭水化物ではなく食物繊維の固まりになるのです。