「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで――。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、〈おうちでできる、自律神経を整える健康法〉を当連載にてお届けします。今回のテーマは「食事にストレスは持ち込まない」です。
食事にストレスは持ち込まない
ストレスは食事の敵
食事の理想のパターンはこうです。
おいしくて食べたかった栄養たっぷりの料理を、楽しくゆっくりと適量食べながら交感神経を高めていき、ステキなひとときを過ごしたあとの食後の時間はお茶などをゆったりといただき、少しずつ副交感神経のはたらきも高めていく。
このような食事が毎回できれば、自律神経が崩れにくくなります。
大敵はストレスです。
食事をするときも、「これを食べなくては」「こんな食事にしなくては」と思ったらストレスになり、本来あるべき食事から離れていきます。
むしろ、1~2週間に一度は好きなものを心ゆくまで食べる「チートデイ」を設けると、食べることが楽しくなり、普段の食事にも積極的な気持ちが出てくるものです。