謎の照れ笑いをする母親
あと母親も。
朝方リビングでテレビをつけようとリモコンのボタンを押すけど全く反応せず。「電池が切れてるんじゃない?」と聞くと、そそくさとリモコンを炬燵(こたつ)の中へ入れ「冷えとるもんでだよ」と。炬燵で温めてから再チャレンジするが反応しないため、電池交換をしてあげたところすぐさま反応。謎の照れ笑いをする母親。
なんてかわいいんでしょう。益田ミリさんに漫画にしてもらいたい。老化って時にチャーミングよね。
※本稿は、『パジャマあるよと言われても』(マガジンハウス)の一部を再編集したものです。
『パジャマあるよと言われても』(著:大久保佳代子/マガジンハウス)
本書は大久保佳代子さんが『POPEYE』と『Tarzan』で足掛け12年以上にわたって連載してきた120本以上のエッセイをまとめた一冊です。
「ガテン系男子にカヨコを差し入れ」という濃い目の妄想から、「老後を見据えてVIO脱毛」というアラフィフの現実まで、縦横無尽な“カヨコワールド”が展開されています!