エアコンのきいた部屋にいても…熱負債型熱中症の怖さ
一方、エアコンが効いた部屋で過ごしていたはずなのに「体がだるい」「足がむくむ」「めまいがする」…。
それはもしかすると「熱負債」が体の中に蓄積しているサインかもしれません。
熱中症には「急性型(外で倒れるタイプ)」と「慢性型(体内に熱がこもるタイプ)」があり、後者は「熱負債型熱中症」とも呼ばれます。
これは、体の中にこもった熱が放出できず、じわじわと体力を奪っていく状態です。
人は本来、汗をかいたり皮膚の血流を増やしたりすることで熱を外に逃がしていますが、加齢や栄養不足、女性ホルモンの影響などでこの機能が弱まると、「冷房は効いているのに体が熱い」「下半身だけがむくむ」といったアンバランスな状態に陥ってしまうのです。