幸せのエナジーに変えて
最近は遺骨をペンダントに加工する方法もあるようですね。スピリチュアルな視点から言えば、遺骨を加工したとしても、やはり執着につながると思います。
また、歴代のペットの遺骨を手元に置いている方もいるようです。しかしペンダントでも遺骨でも、物質がそばにあると執着が生まれますし、悲しみが和らぐどころか、ネガティブなエナジーが物にこもってしまいかねません。それに現実的なことを言えば、いずれ自分がこの世を去った後、遺骨やペンダントはどうなるのか考えている方は少ないように思います。結局は遺族が埋葬したり、処分したりしなければならず、手間をかけてしまうことになるのです。
愛犬や愛猫と、よく似たぬいぐるみを代わりにかわいがるという方もいると聞きます。ただ、自分の思いをこめすぎるのはやはり禁物です。いざそのぬいぐるみを処分するとき、思い入れがありすぎれば、処分するにしきれないということになるからです。
エンディングノートに「ぬいぐるみはお焚き上げしてほしい」とか、「自分の棺に一緒に入れてほしい」と書いておかないといけないでしょう。いずれにせよ、物は物でしかないということを、十分に自覚しておくべきです。
ペット霊園には合祀を含めいろいろなタイプがあるようですし、自宅の敷地に埋葬している方もいますので、調べてみるといいでしょう。いずれにしても、なるべく早くお墓に遺骨を納めてあげるほうが、ペットのたましいも喜びますし安心するはず。
前述したように、元気なときの姿を写真で見ながら、思い出を振り返ったり、「あの世でまた一緒に遊ぼうね」と語りかけたりすれば、その幸せなエナジーがあの世の彼らに届きます。ぜひ悲しみのエナジーを、幸せのエナジーに変えて、ペットのたましいを自由にしてあげてください。