
(『あんぱん』/(c)NHK)
今田美桜さんがヒロインを務める連続テレビ小説『あんぱん』(NHK総合/毎週月曜~土曜8時ほか)。子どもたちの人気者・アンパンマンを生み出したやなせたかしさんと、妻・暢さんの夫婦をモデルとした物語です。<朝田のぶ>を今田さん、<柳井嵩>を北村匠海さんが演じています。やなせさんと数多くの楽曲を作ったいずみたくをモデルとした作曲家・いせたくやを演じるのが、人気3人組バンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセスグリーンアップル)」のボーカル・ギター、大森元貴さんです。昨年は5か月連続リリース、今年は映画初主演と活動の幅を広げる大森さんにお話をお伺いしました。(取材・文:婦人公論.jp編集部)
オファーを受けて
『あんぱん』制作統括の倉崎憲さんが昨年、ミセスのライブを観に来てくださったのをきっかけにお声がけをいただきました。演劇を交えたようなライブだったので、何かを感じていただけたのかもしれません。
熱いオファーをいただいて「出たい」と素直に思いましたが、「朝ドラに俳優として出演するなんて自分に務まるだろうか」「買いかぶられていないだろうか」と不安になって。でも、ワクワクはしたし、ありがたいお話だったので、すぐに「出演したいです」とお返事しました。
いせたくやは、ピュアでまっすぐ、何のよどみもなく音楽と芝居に誠実な青年です。たまに周りが見えなくなるけれどすごく愚直な人物。セリフ量もすごく多くて、芝居がかった青年なので、小さいころから芝居が好きだったことがたくやの言動からちょっと香るといいなと思っています。
今までの『あんぱん』とは違ったテンポ感のキャラクターを表現したいですね。