「一瞬の表情や一つの言葉で人を慰めたり励ましたりできるのですから、俳優は本当にいい仕事だなと思っています」

俳優は本当にいい仕事

仕事では、「いい作品を、じっくり時間をかけて」が信条。《私》は消して、役がグッと前に出てくるのが理想です。

一瞬の表情や一つの言葉で人を慰めたり励ましたりできるのですから、俳優は本当にいい仕事だなと思っています。

この夏に放送されるのは、浅田次郎先生の小説が原作のドラマ『母の待つ里』です。私は東北地方で一人暮らしをしている、ちよさんというおばあさんを演じました。

中井貴一さん、佐々木蔵之介さん、松嶋菜々子さん演じる3人の子どもが母に会いにやってくるのですが、なぜか母の名前を思い出せない人もいる。そんな謎めいたところのあるお話です。