休んでいると罪の意識を感じてしまう

川村:もうひとつ、常に動いていないと落ち着かない自分がいるんです。だから、休みの日も予定をびっしり入れちゃって。実は、今日の午前中もスケジュールが空いていたので、お味噌作りのワークショップに参加してきました(笑)。たまに、何もしないまま1日ボーッと休んでしまうと、「ヤバい! 今日は何もしていない」って後悔してしまう。のんびり休んでも、罪の意識を感じなくなるには、どうしたらいいんですか

何もしないまま1日ボーッと休んでしまうと罪の意識を感じてしまう

Tomy:気持ちの問題を気持ちで解決するのはすごく難しいんですよ。僕も休みの日に何もしないと、「1日がダメになった」と感じていた時期もありました。で、そう感じないために、環境を整えるようにしたんです。

川村:環境を整えるとは?

Tomy:たとえば、僕は月に1回、1泊2日くらいの旅行の予定を入れるようにしています。そうすると、先週旅行に行ったんだから、今週はグダグダしていてもいいやと思える。逆に、来週旅行を控えているから、今週はダラダラしていてもいいやとか。そのペースは人によって違うので、自分にしっくりくるように環境を整えるといいですね。「ここまでやると疲れちゃう、これだと空しくなる」というバランスを考えて自分の環境を最適化すれば、たとえ1日じゅう休んでいる日があっても罪悪感にかられずに済むはずです。

川村:月1旅行は無理かな~(笑)。でも、必要がなければ、無理に休もうと思わなくていいんですね?

Tomy:「無理に」が良くないんですよ。それは他人軸の考え方だから。僕のところにも「自分を好きになれない」って相談に来る方が多いけど、自分を好きになれない人は他人に合わせ過ぎちゃって、自分の気持ちがわからなくなっていることが多いんです。だから、何事に対しても、「自分の素直な気持ちってなんだろう?」と、常に考えるクセをつけておいたほうがいいですね。今、自分が右に行きたいのか、左に行きたいのか。お昼にラーメンが食べたいのか、カレーなのかって。日頃からそういう訓練をしておけば、「無理に休もう」とは思わなくなりますよ。逆に、本当に休みたいときには、素直に「休もう」と思えますしね。

『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』
『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』(著:精神科医Tomy /フォレスト出版)