40歳になった瞬間、無双状態に

川村:今日は色々と質問させていただきましたけど、そう言えば、私は40歳になった瞬間に、突然、無双状態になったというか。ガシャン!ガシャン!って自分の体に鎧がついたみたいで、もう何も怖くないって強い気持ちになったんですよ。

「40歳になった瞬間に、突然、無双状態に。強い気持ちになったんですよ」

Tomy:ありのままの自分を受け入れられたのでしょうか。

川村:いやいや、どん欲ですから(笑)、ぜんぜんそんなこと思っていないです。でも、と同時に、そこがまたネガティブなところなんですけど、人生80年だとしたら、あと半分しかない、もう時間がないって思っちゃって。

Tomy:僕も今年で47歳になりましたけど、40歳を過ぎて死を意識すると、どうせ死ぬんだから、まあいいやと思いませんか?

川村:う~ん、だからと言って、手を休めることもなく、休みの日にいっぱい予定を入れて頑張っちゃったりするんですけど。

Tomy:でも、この年齢になると「こうあらねば」という自分に対する縛りがなくなるから、それこそ無敵な状態で自分の好きなことをやれますよね。僕も今が一番楽しいですよ。自己肯定感もめっちゃ高いし。

川村:素敵~。

Tomy:人生後半になったら、それこそ自分が優先したいものを認識することが大事ですよね。僕は、12年前にパートナーを亡くして。ちょうどその時期に仕事でも色々あって、うつ病を患ってしまった。でも、すべてをなくしたそのときに、最低限、自分が望むことは取り戻さなきゃ人生悔しいよねって思ったんです。おかげさまで、今は新しいパートナーにも恵まれて、家に帰れば彼とワンちゃんや猫ちゃんもいるし、書きたい本も書いている。自分の欲しいものがすべて揃っているから、いつ死んでも後悔はしないかも。そんな環境をみんなに作ってほしいから、『自分を大切にする習慣』っていう本も書いたんですよ。人生後半になったら、他人軸にとらわれている場合じゃないですよって。

愛する家族たちと。ワンちゃんは「トミくん」ニャンちゃんは「ライアン」(写真提供:Tomy先生)

川村:私はすでに45歳だから、結婚はできないんじゃないかと思っているんですけど……。

Tomy:そんなことないですよ。本当はやりたいと思っているのに、やらないままで人生を終えたら、死ぬ瞬間に絶対そのことを思いだしますよ。

川村:なんで、高千穂峡に行かなかったんだろうって。(笑)

Tomy:そうそう。だから、友達を誘えなかったら、1人でもいいから行ったほうがいい。

川村:そう言っていただけると嬉しいです。ためになるお話をたくさん聞かせていただいて、今日は本当にありがとうございました。

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