芸人として活躍する川村エミコさん(左)と精神科医Tomy先生(撮影:本社 武田裕介)
「なぜいつも私は、こんなふうに考えてしまうのか?」周囲との関係やちょっとした出来事に、心を乱されてしまうことは誰にでもあるのでは。お笑い芸人として活躍する川村エミコさんも、そんな“心のゆらぎ”を抱える一人。著書『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣―しろちゃんと学ぶ心の守り方・癒し方』(フォレスト出版)などで知られる精神科医・Tomy先生と、「ネガティブな思考との付き合い方」や「自分を大切にする方法」について語り合っていただきました。お二人の出会いは『ノンストップ!』(フジテレビ)のサミット企画。番組内で聞き足りなかったことも含め、「どんな自分でも愛する方法」をPART1、PART2の2部構成で伺いました。(構成:内山靖子 撮影:本社 武田裕介)

「ありがとう」と書かれたハンカチをもらって

Tomy:お久しぶりです。またお目にかかれて嬉しいです。

川村:こちらこそ! 今日はよろしくお願いします

Tomy:今年『ノンストップ!』の収録で初めてお目にかかったときに、台本では川村さんが「私はネガティブ」という話をする、それに対して僕が感想を言うという段取りだったんですけど、川村さんのお話を聞いていたら、ぜんぜんネガティブな人じゃないと思ったんですよ。

川村:今はそう見えないかもですけど、もともとはネガティブだったので。子どもの頃は、ネガティブな自分をポジティブな自分でコーティングしていたような気がします。それが習慣化して、だんだんポジティブになっていったんじゃないかなって。

Tomy:今でも、自分がネガティブだと感じることはありますか?

川村:しょっちゅうですよ。「なんで、こんなふうに思っちゃうんだろう?」って。以前もお伝えしましたけど、「ありがとう」って書かれたハンカチを友達にもらったときに、「え? 私に“ありがとう”っていう感謝の気持ちが足りないってことですか?」って思っちゃって。で、友達にそう言ったら「違うよ。“ありがとう”って、そのままの気持ちだよ」って笑ってくれたからよかったんですけどね。そんなふうに、なんでもマイナスに捉えちゃう自分がいるんです。

Tomy:なぜ、そこまでネガティブに捉えちゃうのかなぁ(笑)。相手にしてみれば、川村さんにすごく感謝の気持ちを伝えたかったから、“ありがとう”って書いたハンカチを贈ったんだと思うけど。誰かとそんな素敵な関係性を築けることって、そうそうないですよ。

川村:え~、うれしい。うるうるしちゃう。(笑)

Tomy:そんな貴重な人間関係は、川村さんが今まで真摯に生きてきた勲章だから、ネガティブにとらえる必要はまったくないんじゃなないのかな。

川村:だから、やっぱり私の中にはちょっとこじらせちゃっている部分があるんだと思います。