<イラスト:植月えみり 『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』より>
「自分を好きになれない」「人に頼れない」など、生きづらさを感じていませんか? 精神科医Tomy先生は、「その生きづらさは、ほとんど全てと言っても良いぐらい、自分を後回しにして、大切にしていないことから発生しています」と語ります。今回は、精神科医Tomy先生の著書『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣』から一部を抜粋し、主人公の“しろちゃん”と仲間たちがお悩みと向き合い乗り越えるストーリーを、漫画でご紹介します。

失敗をいつまでも引きずってしまう

気持ちだけを切り替えることは、もともと困難です。しかし、気持ちは外的要因に簡単に左右されます。ですから、環境を変えるのが近道です。

たとえば、場所を変えること。トイレに行くだけでも多少気持ちが切り替わります。図書館、お風呂、時間があれば旅行ももちろん良いのです。新しい場所へ意識が向きますから、気持ちが切り替わりやすくなります。

また、行動を変えるのも良いです。行動を変えると、同時に気持ちが切り替わります。家事をはじめれば家事について考えますし、勉強をはじめれば勉強のことを考えます。結果として、気持ちは切り替わっています。

気持ちを直接なんとかする必要はありません。クヨクヨしたら、場所や行動を変えることを習慣にすると徐々に切り替え上手になっていきます。