芸人として活躍する川村エミコさん(左)と精神科医Tomy先生(撮影:本社 武田裕介)
「なぜいつも私は、こんなふうに考えてしまうのか?」周囲との関係やちょっとした出来事に、心を乱されてしまうことは誰にでもあるのでは。お笑い芸人として活躍する川村エミコさんも、そんな“心のゆらぎ”を抱える一人。著書『精神科医Tomyの自分を大切にする習慣―しろちゃんと学ぶ心の守り方・癒し方』(フォレスト出版)などで知られる精神科医・Tomy先生と、「ネガティブな思考との付き合い方」や「自分を大切にする方法」について語り合っていただきました。お二人の出会いは『ノンストップ!』(フジテレビ)のサミット企画。番組内で聞き足りなかったことも含め、「どんな自分でも愛する方法」をPART1、PART2の2部構成で伺いました。(構成:内山靖子 撮影:本社 武田裕介)

前編からつづく

自分軸? 他人軸?

川村:せっかく、またTomy先生にお会いできたので、今日は伺いたいことがいくつかあるんです。

Tomy:どうぞ、なんでも聞いて下さい。

川村:私の中には「誰かに必要とされたい」という思いが常にあるんです。たとえば、大学時代に「エミコちゃん、このお店知ってる?」って友達に聞かれたら、「うん、知ってるよ」って即答して、友達に必要とされたいみたいな。だから、検索とかめっちゃ早くて、大学時代には「Yahoo!」って呼ばれていたくらい。(笑)

Tomy:ハハハハ!

川村:当時、一般的に使われている検索サイトがYahoo!だったので。「川村に聞いたら、なんでも教えてくれるよ」って。それで自分の存在意義を確かめるじゃないですけど、自分がいる意味や居場所を作るクセがあるんです。これって、どういう心理なのでしょう?

Tomy:最近、自分軸という言葉がよく使われていますけど、僕がいつも言っている「自分がやりたいことをメインにしましょう」というのも自分軸の考え方です。つまり、自分で納得したことや自分の考えに沿ったことをやっていく。で、他人軸というのは「他人に嫌われたくない」とか「世間体が悪いことはしたくない」という考え方。川村さんがおっしゃる「誰かに必要とされていたい」というのも他人軸に近いんじゃないかと思いますが……。

「自分で納得したことや自分の考えに沿ったことをやっていく」のが自分軸の考え方

川村:私の場合、自分軸と他人軸がミックスされているのかもしれません。私自身も何か新しいことを学ぶのが好きなので、自分の知らないことを検索するのはぜんぜんイヤじゃないんです。でも、そこに相手が出てきたときに、急に「必要とされたい」という思いが湧いてくる。「期待に応えたい」というサービス精神なのかもしれませんが。

Tomy:そうすると、自分がやりたくて他人の役に立ちたいと思っているのだから、自分軸の発想ですね。それで他人にも親切になれるんだから、心配しなくて大丈夫。とてもいい感じでバランスがとれていると思いますよ。