「朝起きたばかりなのに疲れている」「会社や学校に行くのが憂鬱」といった体調不良に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授いわく、「自律神経を整えれば、自然に体調はよくなっていく」そうで――。そこで、小林教授の著書『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』から一部引用・再編集し、〈おうちでできる、自律神経を整える健康法〉を当連載にてお届けします。今回のテーマは「『よい睡眠日』を決めてよく寝る」です。
「よい睡眠日」を決めてよく寝る
週に一度はぐっすり寝る
忙しくなると、どうしても睡眠時間を削るような日々になりがちです。それでも、週に1日だけは、できれば平日の夜に、しっかり眠ることができる日をもうけましょう。
その日だけは「用事がある」などと言って残業はせず、すぐに夕食も食べて、お風呂も早めにすませます。そのあとはテレビもパソコンもスマートフォンも控え、なるべく刺激を体に与えないようにしながらリラックスして、睡眠への準備を整え、ベッドに入るのです。
週に1日だけでもぐっすりと眠ることができれば、他の平日の睡眠が多少削られても、自律神経のバランスが維持しやすくなります。