よい睡眠で若返る

男性は30歳、女性は40歳をすぎたあたりから、副交感神経のはたらきが下がっていきます。何もしなければ、私たちの自律神経の力は10年で約15%ずつ落ちます。

しかし、それをリカバリーする習慣やノウハウを身につければ、その下降線を持ち上げて平行線に近づけることが可能です。

『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

私は、これまで多くの人の自律神経を見てきましたが、高齢でも自律神経のバランスのいい人は見た目も体も若いことが多く、このような方たちはたいてい、睡眠や食事、運動、呼吸などで自律神経を整えることを毎日コツコツとやっています。

〈『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』より〉

※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
小林弘幸 自律神経が明らかに変わる〈1回の食事量〉の目安は?「〈体の一部を酷使しない生活〉が健康生活の基本の1つで…」
名医・小林弘幸が「好きなものを食べる〈チートデイ〉は合理的」と断言するワケ。「ダイエットの大敵〈ストレス〉を避ければ食べることが楽しくなり…」
自律神経の名医が質のよい睡眠のとり方を解説。カギとなる「朝の光」と「夜の光」をコントロールすれば、覚醒と睡眠のリズムをつくれる

毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

朝を整えれば「だるい」「しんどい」「眠い」が消える。

自律神経研究の第一人者であり、多数のベストセラーを持つ順天堂大学医学部の小林弘幸教授が、おうちでできる「体調の整え方」について、図解を使って詳細に解説!