「ありのままの幸せ」と「自利利他」の両立
「ありのままでいいよ」という言葉の反動として、「何もしなくていい」「何もしないほうがいい」という消極的でゴロゴロする人たちを生み出すのでは、という懸念があります。
親鸞の教え「悪人正機」を、単純な「悪人(犯罪者・不道徳な人)になったほうがいい」と誤解してしまえば、なお大変なことになります。
しかし、その親鸞の教えを最も多く伝えた蓮如からは、自利利他の素晴らしい実践者がたくさん生まれ、それはのちのち日本中に良い影響を与えました。
それが「ありのままの幸せ」と「自利利他」の両立です。
そこで、この「自利利他」についてお伝えしたいと思います。