お米の個性を味わう時間

令和の米騒動。
これは、お米や農業の問題だけではなく、私たちの食文化や暮らしの価値観そのものへの問いかけでもある気がします。
「当たり前にある」と思ってきたお米を見直す時代が来ています。

だからこそ、新米を手に入れたら、まずは炊きたての白いご飯に、お漬物とお味噌汁だけで食べてほしいと思います。
シンプルな食卓が、驚くほど贅沢に感じられます。
お米の甘みや香りは品種によっても違います。

早刈りの米には少し緑色のもみが混じります。
精米すると白くなりますが、その分独特のみずみずしい風味が出て、さっぱりした味わいになるのだとか。
そんなお米の個性を味わう時間は、何よりも贅沢です。
美味しいお米さえあれば、人は意外とそれだけで幸せを感じられるものです。

味の違いを楽しみながら、自分自身の為に、家族の為に、美味しいお米を選んでみませんか?
農家さんが丹精込めて育てられた一粒一粒をじっくり味わうことは、日本の自然や文化を見つめ直すことにも繋がります。