「子どもに幸せになってほしい」なら

不登校の子どもの保護者の方の不安は「勉強しないままで将来自立できるのか」。もっと言えば何のために自立してほしいかというと、「子どもに幸せになってほしい」が大きな願いです。

そのために、「今は我慢して勉強しなきゃダメ」が「なんでちゃんとできないの!」につながってしまう。今ある怒りや不安は親が子どもの将来を見据えてのこと。保護者の方がそう思ってしまう気持ちはわかるのですが、将来幸せになることと、いま現在が幸せであることは同じぐらい大事です。

大人になってからも、子どものころの記憶は何度も蘇ります。その意味では子ども時代に幸せであることは重要かもしれません。

無理に学校へ行かせたり、子どもの心を殺してまで何かすることは大きなマイナスを人生のなかで背負うと思っています。