お金は使ってこそ意味がある

世の中には、驚くほどのお金を稼いでいる人がたくさんいます。

特に起業家の中には、自ら立ち上げた会社が上場し、その後の株の売却益で100億円を超える資産を手に入れる人もかなりの数でいます。

(写真提供:Photo AC)

けれども、「稼いだお金を使って人生を楽しんでいる人」と言ってぱっと思い浮かぶのは、ZOZOの創業者である前澤友作さんくらいではないでしょうか。

前澤さんは高級車やアートのコレクションに惜しみなくお金を使い、さらには宇宙旅行にまで出かけていました。派手にお金を使う人はどうしても目立つので、それをやっかむ人も中にはいますが、私はむしろ潔くて気持ちがいいなと感じます。

それに比べて、ほかの多くの富裕層はそうやって得たお金を株や不動産などに投資して、さらに増やすことに熱心です。

もちろん稼いだのは本人なのでそのお金をどうしようとその人の勝手なのですが、せっかくたくさんお金を稼いだのにじゃんじゃん使わないなんて、いったい何が楽しいのだろうと私はつい首をかしげたくなります。

私に言わせれば、お金は「使ってこそ意味がある」ものです。

たくさん稼いだなら、好きなことにたくさんお金を使って豊かに生きる――。

それが人生を「楽園」にする、いちばん自然な姿ではないでしょうか。

少なくとも私は、そういうスタンスでお金と付き合っています。