整理した後、最終的に残ったもの
そうして手元に残ったものを眺めてみると、これからの暮らしに必要なもの、そして自分が好きなものは何かが、はっきりと見えてきました。
例えば、食器。和洋中どんな料理にも便利に使い回せるものを基準に選別したのですが、残ったのはシンプルでベーシックなものばかり。使いやすくてどこか味のある器が残りました。
フィンランドのテーブルウェアブランド「イッタラ」のティーマシリーズのグリーンのボウルもそのひとつ。直径21センチのほどよい大きさで、カレーライス、メイン料理、サラダ、チャーハンと、どんな料理も盛り付けやすい絶妙な器です。
同じくザ・コンランショップで見つけた、ブルーのハンドペイントの縁どりがポイントのイタリアの白い鉢も使い勝手がよく、洋食器ながら不思議と和の佇まいもあるもので、料理を選びません。少量盛り付けても料理が貧相に見えないので気に入っています。
こうして好きなものがわかると、食卓をセットするのもより楽しくなります。
私はソーイングや編み物など、手作りが大好き。シンプルな器を手作りのランチョンマットやコースターなどと組み合わせて盛り上げます。
必要なものを見直すことで、 自分の本当に好きなもの、好きなスタイルがはっきり見えてきます。
結果、最終的に残ったものは、私の場合、シンプルでベーシックなものたちばかりです。移住して16年たちますが、今も現役で毎日活躍しています。