夫のおかげでほどよいリズムで暮らせている
「部屋に生花をきらさない」というのも、私が夫に頼んだことの一つです。花が部屋の中にあるだけで、気分が爽やかになり、癒されたような気分になります。
今までもそうでしたが、夫は庭の花の入れ替えや手入れにも精を出すようになり、季節の花々を楽しめるのはありがたいです。
夫は私が何を頼んでも、「よく言うよなあ」とボヤきながら、嫌な顔一つせずにやってくれるのです。そのせいか、日々の生活の中でストレスを感じることは全くありません。外ではアクティブに、家の中ではゆったりと──ほどよいリズムで暮らせているのも、夫のおかげと感謝しています。
※本稿は、『人生、山あり“時々”谷あり』(潮出版社)の一部を再編集したものです。
『人生、山あり“時々”谷あり』(著:田部井淳子/潮出版社)
「世界初」の称号と三度にわたる雪崩との遭遇、突然のガン告知と余命宣言、そして東日本大震災の被災地の高校生たちとの富士登山・・・・・・。
女性初のエベレスト登頂を成し遂げた登山家・田部井淳子が綴った、笑いあり、涙ありの感動エッセイ!!!