夫のおかげでほどよいリズムで暮らせている

「部屋に生花をきらさない」というのも、私が夫に頼んだことの一つです。花が部屋の中にあるだけで、気分が爽やかになり、癒されたような気分になります。

今までもそうでしたが、夫は庭の花の入れ替えや手入れにも精を出すようになり、季節の花々を楽しめるのはありがたいです。

夫は私が何を頼んでも、「よく言うよなあ」とボヤきながら、嫌な顔一つせずにやってくれるのです。そのせいか、日々の生活の中でストレスを感じることは全くありません。外ではアクティブに、家の中ではゆったりと──ほどよいリズムで暮らせているのも、夫のおかげと感謝しています。

※本稿は、『人生、山あり“時々”谷あり』(潮出版社)の一部を再編集したものです。

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