ロールプレイングゲームのように人生を楽しむ

僕は元々テレビゲームが好きなんですが、浮き沈みの激しい人生を送っている自分はゲームの中の人みたいだなと。試練を超えて次のステージへと進むゲームを楽しめるんだから人生だって楽しめるはずだと当時から薄々気づいてはいたんです。

ただ具体的に何をどうすればいいのかがわからず、ずっと探っていた気がします。それだけに、発声障害という自分ではどうにもならないことが起きて、捉え方を変えてみようという発想に至れたのは大きかった。自然につまらないプライドや大きなストレスを手放すことができて次のステージへと進めたし、発想の転換という武器を備えた今は「向かうところ敵なし」という感じです。

RAG FAIRは2012年の12月に活動を再開、その時にグループを存続させていくためにはどうしたいいのかとメンバー達と話し合い、「RAG FAIRで食べていくのではなく、RAG FAIRに生活を持ち込まない」と決めたという。

先日、ゴールデン枠の歌番組からオファーがあった折にもメンバーの一人が収録日に帰郷する予定が入っているというので、じゃあしょーがないねと見送りました。歌で食べていくぞと思っていたら揉めてた可能性が極めて高いのですが、今はあくまでも大らか。これこそがRAG FAIR存続の秘訣だと確信しています。