胴体を強く捻る人たちは腹斜筋が太くなる

最近、ダイエット目的でキックボクシングや柔術に取り組む人も増えています。中にはウエストが細くなると思っている人もいますが、それは体脂肪が取れただけであり、筋肉の観点では、外腹斜筋という体を強くひねる腹筋がついて逆に太くなります。

元キックボクサーの魔裟斗さんの裸の写真を見てください。すごく鍛えられていてバッキバキですが、ウエストはくびれていません。元サッカー選手の中田英寿さんもそうです。格闘技でもサッカーでも、胴体を強く捻る人たちは腹斜筋が太くなるのです。つまりウエストにはしっかりと筋肉がつく。

『日体大教授が教える 「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!』(著:岡田隆/講談社)

しかし、これまであまりトレーニングしなかった人が、トレーニングを始めるとウエストは細くなります。ここで勘違いしてしまう人がすごく多い。トレーニングでカロリーを消費して、体脂肪が落ちたから細くなっただけです。そこで「よし!」と思って続けても、その効果は得られなくなってきます。

POINT

よく使う部位は、引き締まって細くなる。使わない部位は、たるんで太くなる。みなさんの中には何となく、こんなイメージがあるのだと思います。でも、それは間違った思い込みにすぎません。使う使わないにかかわらず、脂肪を落とせば細くなる。強い力を出して筋肉を鍛えれば太くなる。これだけです。