(写真提供:Photo AC)
「ビールっ腹」や「浮き輪肉」など、なかなか落ちないお腹の肉に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。日本体育大学の岡田隆教授は、「人体を太らせる力を持つ『三大栄養素(脂質・炭水化物・たんぱく質)』を自在に操り、たくさん食べても太らない体を作っていく」ことが「科学的に正しいダイエット」だと語ります。今回は、岡田教授の著書『日体大教授が教える 「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!』から一部を抜粋してお届けします。

鍛えてもウエストはくびれない

みなさんの多くは、ウエストをくびれさせるため、いろんなトレーニングを試みます。様々な器具を購入する方もいるでしょう。

しかし残念ながら鍛えても、ウエストはくびれません。理由は簡単「鍛える=筋肉をつけること」だからです。もちろん、同時に体脂肪も燃やしますが、それは微々たるものです。

筋肉は筋繊維という、とても細長い細胞でできています。それはトレーニングなどで動かすとダメージを受けます。そのダメージを契機に筋繊維は補修され、太くなります。それを繰り返すと、だんだん筋肉は強くなり、太くなる。これが鍛えると筋肉がつく流れです。

その筋肉の上にまとわりついている体脂肪が、みなさんが取りたいと願っているお腹周りの肉であり、これは食生活によって落とすことが効果的です。