まさかの診断に驚いて、夢に出てきた病院へ
婦人科検診を受けたあと、1ヵ月ほどして届いた結果通知書には「要再検査」の文字が……。はじめてのことに、不安を覚えつつ、再検査へ行きました。そして、子宮内膜ポリープと子宮筋腫の診断が下りたのです。医師からは開腹手術を勧められ、特にポリープのほうは、術後の病理検査をしてみないと良性か悪性か判断できないと告げられました。
突然のことに不安が押し寄せてきて、その手術方針にどうしても納得がいかなかった私は、その日は返事を保留。悩みながら病院を出て家路についたとき、ふと、夢の中に出てきた病院名を思い出したのです。もしかしたら、何かの解決策になるかも、と思いながら調べてみると、その病院のホームページには、未経産婦でも開腹手術をせず、体への負担が少ない手術法が紹介されていました。
そこで、地元で同じ手術を行っている病院があるか調べてみましたが、残念ながら県内では見つかりません。ここまできたら、あの夢に出てきた病院に行ってみようと決心。とは言え、不安も大きかったため、「片道4時間かけて通院できるのか」「入院となれば、唯一の家族である夫は多忙で頻繁に病院に来られないが大丈夫か」「付添人なしでも手術してもらえるか」――など、質問事項をあれこれまとめたメモを持参して、夫の運転で病院に向かいました。
その病院に近づくにつれて、私の驚きは増すばかり。夢で見た外観と一致していて、デジャブそのものです。診察室に入ると、ここでも驚きの出来事がありました。医師とは初めて顔を合わせたはずなのに、夢ですでに対面しているので知っている顔。こういう体験は、予知夢とか正夢とかに該当するのかなと、内心かなり動揺しながらも、気を取り直して、納得のいくまで医師を質問攻めにしました。
その間、何度も電話が入るたび、医師は「かけ直すよう伝えて」と受付スタッフに耳打ち。申し訳なく思いましたが、その時間を使って、治療方法について丁寧にわかりやすく説明してくれて、本当にありがたかったです。複数の筋腫が育ちすぎ、放置すると大腸を突き破って癒着する恐れがあると理解できたことで、手術に対する不安はなくなりました。