痛みが出たら

平井:実際に「痛み」が生じた場合はどうすればよいでしょうか?

高平:大前提として、痛みがあれば無理に動かさず休むことが大切です。

湿布や痛み止めを使いながら、痛みが落ち着いたら軽い運動を再開しましょう。『痛みを悪化させない』ことが長期的に関節を守ります。

そして痛みが落ち着かないなら、早めに医療機関の診察を受ける。

変形が進んでしまった場合、人工関節置換術などの手術が選択肢となります。

手術と聞くと不安になると思いますが、近年、技術の進歩で回復も早くなりました。術後に“もっと早く受ければよかった”と話す患者さんも少なくありません。