身近な人に看護・介護が必要になったとき、みなさんはどこに相談しますか?
総合的な相談先として、主治医の所属機関を問わず、活用できるのが「訪問看護ステーション」です。
その地域に開かれた独立した事業所である「訪問看護ステーション」に、黎明期から関わり、自ら起ち上げた「桂乃貴メンタルヘルスケア・ハートフル訪問看護ステーション中目黒」で、自分自身も看護に当たるのが渡部貴子さん。
自らの経験を元に、介護や看護で困っている方への質問・疑問に答えてもらうのがこの連載です。第23回目は、「停滞感を乗り越える」についてです。
(構成:野辺五月)
総合的な相談先として、主治医の所属機関を問わず、活用できるのが「訪問看護ステーション」です。
その地域に開かれた独立した事業所である「訪問看護ステーション」に、黎明期から関わり、自ら起ち上げた「桂乃貴メンタルヘルスケア・ハートフル訪問看護ステーション中目黒」で、自分自身も看護に当たるのが渡部貴子さん。
自らの経験を元に、介護や看護で困っている方への質問・疑問に答えてもらうのがこの連載です。第23回目は、「停滞感を乗り越える」についてです。
(構成:野辺五月)
「体力の低下」が原因かも
Q:夏の間は暑くて外出を控えていたら、いつの間にかすっかり「おこもり生活」が板についてしまいました。以前は友人とのランチや趣味の集まりを楽しんでいたのに、今は誘われてもなんだか億劫でつい断ってしまいます……。ちょっとは涼しくなってきたはずなのに、気分が晴れず、こんなことで大丈夫かと漠然とした不安を感じています。この停滞感は、どうすれば乗り越えられますか?
(50代「活発なマルチーズ」さん)
A:気づかない体力の低下を防ぐために生活リズムを見直すこと、そして「ちょっとだけ交流」を始めてみましょう。
残暑から秋にかけて、涼しくなってきて寂しくなる現象はよく聞かれますが、何故こうも気持ちが崩れてくるのでしょうか。
質問者の方の状況をみていますと、夏バテのような体調不良というよりも、「体力の低下」が根底にありそうです。