うまみを活用する

「塩分が少ないのにおいしい」と感じられるようにするには、うまみを活用しましょう。料理の味に深みと広がりを与え、脳を満足させる効果があります。

うまみで代表的なものは「だし」です。昆布やかつおぶし、煮干しなどから丁寧にとっただしは、さまざまな料理のベースとして活躍します。

『食が細くなってきたら!少食でもちゃんと栄養がとれる食べ方』(著:関口絢子/アスコム)

汁物や炒め物、炊き込みご飯には、具材にきのこを加えるのがおすすめ。しいたけ、しめじ、えのきなどには、いずれもうまみ成分が豊富に含まれています。

洋風メニューなら、うまみ成分であるグルタミン酸が豊富なトマトのほか、乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルトなど)も味にまろやかさと深みを与えてくれます。