(写真:『フランス人はママを理由に諦めない』より)
2017年からフランス・リヨンに住む日本人のロッコさんは、9歳、7歳、1歳の3人の子どもたちと、フランス人の夫と共に暮らしています。完璧主義や頑張りすぎる傾向に悩んでいましたが、フランスで暮らすようになったことで「こんなに肩の力を抜いても子どもはちゃんと育つんだ」と気が付いたそうです。今回は、そんなロッコさんの著書『フランス人はママを理由に諦めない』から一部を抜粋し、賢く手を抜いて自分らしく生きる暮らし方を紹介します。

料理は頑張りすぎず、賢く手間抜き

フランスでの暮らしは、日本と違うと感じることがたくさんあります。

たとえば日曜日はほとんどのスーパーが閉まり、買い物もままならないこと。家族の時間や自分のゆとりを大事にする文化が、暮らしのあちこちに表れています。

料理に対する考え方もそのひとつ。

「いつも手づくり」で頑張りすぎるより、「できるときだけ」と自然に割り切るフランス人が多く、学校の前で他のママたちと話をしていると、「頑張りすぎているかも?」「え、みんなそんな感じなの?」と気づかされることがしばしばありました。