2017年からフランス・リヨンに住む日本人のロッコさんは、9歳、7歳、1歳の3人の子どもたちと、フランス人の夫と共に暮らしています。完璧主義や頑張りすぎる傾向に悩んでいましたが、フランスで暮らすようになったことで「こんなに肩の力を抜いても子どもはちゃんと育つんだ」と気が付いたそうです。今回は、そんなロッコさんの著書『フランス人はママを理由に諦めない』から一部を抜粋し、賢く手を抜いて自分らしく生きる暮らし方を紹介します。
夕食は子どもと一緒に食べない
我が家の食卓はいつもにぎやか。長男と二男の「おかわり!」「スプーンが落ちた!」といった元気な言葉が飛び交い、ふと目を離すと三男がイスの上に立ち、コップを倒して床には大きな水たまり…。このようなハプニングは日常茶飯事です。
家族で食卓を囲める喜びを感じつつ、「子どものお世話に追われて、食事をした気がしない」という悩みがありました。
夫婦で話し合った結果、「子どもが小さいうちは、夕食だけ別にしよう」と決め、今でもこの方法を続けています。
そんな我が家の夜のルーティンはこんな流れ。18時にお風呂、パジャマに着替えた後、18時半に子どもたちの夕食。その後19時に歯みがきを済ませ、19時半に本の読み聞かせをして、20時に消灯。そしてようやく、夫婦のゆっくりとした夕食の時間が訪れます。