加速と減速の使い分け

自動車を上手に走らせるように、自律神経もアクセルとブレーキをうまく使い分けることが重要になります。

しかし、現代はICT機器の発達などで頭だけを酷使する作業が多く、メールやSNSなどで複雑で繊細なコミュニケーションが朝から寝る寸前まで続いたりします。

『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

こんなストレスフルの生活だと、いつも自律神経のアクセルを踏んでいるような状態となり、交感神経が過剰なほど優位なままになってしまいます。こうして自律神経のバランスを崩してしまった人を、これまで私は数多く見てきました。

〈『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』より〉

※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。

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毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)

朝を整えれば「だるい」「しんどい」「眠い」が消える。

自律神経研究の第一人者であり、多数のベストセラーを持つ順天堂大学医学部の小林弘幸教授が、おうちでできる「体調の整え方」について、図解を使って詳細に解説!